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「ほぼほぼ」の意味・使い方【類義語、例文、用例】

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「ほぼほぼ」の意味・使い方

 

「ほぼほぼ」の意味

1.完全に近い状態。「ほぼ」と同じ意味。
2.「ほぼ」よりも完全に近い状態。
3.「ほぼ」を重ねて使う口頭的な強調表現。
4.完全と断言したくない時に使う婉曲表現。

「ほぼ」の意味

完全に近い状態。大方。大体

 

「ほぼ」の意味

完全に近い状態。大方。大体

 

 「ほぼほぼ」の意味・使い方は「ほぼ」と殆ど同じですが、人によって意味の捉え方が微妙に異なっています。
 「ほぼ」と全く同じ意味で使う人もいれば、「『ほぼ』より完全に近い」という意味で使う人もいます。他には「ほぼ」の強調表現として使う人や、断言を避けるための婉曲表現として使う人もいます。

 

 そうしたニュアンス・使い方の違いから、意味がうまく伝わらず誤解されてしまう事があるので注意しましょう。発言する時は相手が理解しやすいような言葉を選び、聞く時は文脈をきちんと読みとるように心がけて下さい。

 

 「ほぼほぼ」は一般に使われるようになってから数年しか経っておらず、若年層を中心に使われている言葉です。そのため、この言葉自体に不快感を持つ高齢者や、改まった場で使うべきではないと考える人も多くいます。

 

 「ほぼほぼ」が長い時間をかけて俗語から一般語になる可能性はあります。しかし、今のところは親しい相手にだけ使い、ビジネスの場やご年配の方の前では口にしない方が無難だと思います。

 

 

 

 

「ほぼほぼ」を使った例文

 

・指示された作業は、ほぼほぼ予定通りに進んでいる。
・今度の日曜日は空いているかと尋ねられたので、「ほぼほぼ大丈夫です」と答えた。
・今日出された宿題は、ほぼほぼ片づけた。
・骨折した腕ですが、ほぼほぼ治りました。

 

類義語・言い換え表現

 

・あと少し
・あらかた
・大体
・大方
・概ね
・おおよそ
・十中八九
・大概
・九分九厘
・九分通り
・九割がた
・殆ど
・ほぼ

 

「ほぼほぼ」の表現、最古の用例

 

 「ほぼほぼ」は、三省堂国語辞典(第7版)のほぼの項目に「俗に重ねて使う」と記載され、三省堂が実施している「今年の新語2016」の大賞に選ばれました。

 

「ほぼほぼ」のように重ねて使うのは伝統的な表現

 

 2016年の選考結果|三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2016」によると「ほぼほぼ」の言い方は日本語として伝統的なものだといいます。

 

・引用文
 「語形について弁護しておくと、古代から『いと』を強調して『いといと』と言うなど、日本語には繰り返しことばが多いのです。『ほぼほぼ』もその伝統に則っています。ただ、広まって日の浅い言葉なので、口頭語の感じが強いのは否めませんが。

 

 「のちのち」「皆々」「まあまあ」「またまた」「重ね重ね」「そもそも」「次々」など、重ねて使う言葉は色々ありますね。
 しかし、口頭語の感じは否めないとも言っていますし、違和感がなくなるまでまだ時間が掛かりそうです。

 

「ほぼほぼ」が使われるようになった時期

 

 「今年の新語2016」の選考委員によると、「ほぼほぼ」の最も古い用例は1949年の「国会会議録」だといいます。
 日本語論文を調べられるデータベース「CiNii Articles」や、著作権切れの文学作品を所蔵している「青空文庫」で検索しても、「ほぼほぼ」は殆どヒットしません。
 「ほぼほぼ」が一般に使われ始めたのは1990年ごろからで、2010年頃からより顕著になったと考えられています。
 ネット上での最も古いと考えられている用例は、1999年のブログ記事だそうです。

 

 また、2013~2014年頃にはダウンタウンのテレビ番組内で「ほぼほぼ」が使用されており、2016年には「ほぼほぼ ~真夜中のツギクルモノ探し~」という番組も始まっています。
 2015~2016年くらいから「ほぼほぼ」を紹介するwebニュースが増えてきましたし、「今年の新語2016」も2016年でした。
 2010年から2016年頃の間に一気に浸透したようです。

 

 

 

 

国語に関する世論調査

 

www.bunka.go.jp

 

 文化庁は平成29年度の「国語に関する世論調査」で、「ほぼほぼ」という言い方を聞いたことがあるか、また使った事があるかを調査しています。
 この調査では若い年齢の人はよく使用し、高年層は使用する割合と知っている割合が低いという結果がでました。

 

「ほぼほぼ」という言い方を聞いたことがあるか、また使った事があるか

 

・使うことがある…27.3%
・聞いたことがあるが使うことはない…41.2%
・聞いたことがない…31.0%

 

年齢別の割合

 

使うことがある

 

16~19歳…56.6%
20代…60.5%
30代…47.4%
40代…44.4%
50代…26.9%
60代…12.6%
70代以上…6.7%

 

聞いたことはあるが使うことはない

 

16~19歳…27.7%
20代…29.9%
30代…45.3%
40代…44.4%
50代…52.5%
60代…45.0%
70代以上…33.3%

 

聞いたことがない

 

16~19歳…15.7%
20代…8.8%
30代…7.3%
40代…10.6%
50代…20.3%
60代…42.5%
70代以上…59.3%

 

 

まとめ

 

○「ほぼほぼ」の意味
1.完全に近い状態。「ほぼ」と同じ意味。
2.「ほぼ」よりも完全に近い状態。
3.「ほぼ」を重ねて使う口頭的な強調表現。
4.完全と断言したくない時に使う婉曲表現。

 

○人によって意味の捉え方が違うため、誤解したり誤解されないたりしないように注意する。

 

○この言葉自体に不快感を持つ高齢者や、改まった場で使うべきではないと考える人も多くいる。今のところは親しい相手にだけ使い、ビジネスの場やご年配の方の前では口にしない方が無難。

 

○「ほぼほぼ」を使った例文…「指示された作業は、ほぼほぼ予定通りに進んでいる」

 

○類義語・言い換え表現…「あと少し、あらかた、大体、大方、概ね、おおよそ、十中八九、大概、九分九厘、九分通り、九割がた、殆ど、ほぼ」

 

○「ほぼほぼ」の言い方は日本語として伝統的なもの。

 

○「ほぼほぼ」の最も古い用例は1949年の「国会会議録」。一般に使われ始めたのは1990年ごろからで、2010年頃からより顕著になった。

 

国語に関する世論調査では若い年齢の人はよく使用し、高年層は使用する割合と知っている割合が低いという結果が出た。

 

 

www.imi-goyou-godoku-goji.com

 

 

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