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ゲンスルーのリトルフラワー・攻防力の謎【ハンターハンター】

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 GI編に登場したゲンスルーは謎多き人物です。

 発のリトルフラワーはオーラの使用効率が非常に悪く、凝での攻撃で代用できないのかと疑問に思えます。
 ですからリトルフラワーの存在価値について、考えた事がある人も多いのではないでしょうか。

 

 とりわけ、ゴンが凝90%(10分の9)でほぼ防御したリトルフラワーを、ゲンスルーは凝25%(4分の1)で防御できたのが大きな謎です。この設定を素直に受け取れば攻防力がゴンの4倍程度になりますが、作中でそこまで高い攻防力を見せてはいないからです。

 

 今回は、そうしたゲンスルーのリトルフラワーや攻防力の謎を考察してみようと思います。

 

※この記事には、ハンターハンターGI編のネタバレが多分に含まれています。

 

 

 

 

 

ゲンスルーの攻防力はGIゴンの4倍ある?

  

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 ゴンが凝90%でほぼ防御できるリトルフラワーの爆発を、ゲンスルーは25%(4分の1)で防いでいるので、ゲンスルーの攻防力はゴンの4倍程度ある」と考える人もいます(18巻77P)。

 

 しかし、ゲンスルーの攻防力がゴンの4倍もあるとすると、いくつかの疑問点が浮かび上がってきます。

 

4倍もあるはずの高い攻防力が描写されていない

 

 ゲンスルーはカードを奪うために、序盤の乱打戦でゴンを殺さないようにしていました。リトルフラワーを使い出してからも、ゴンに敗北を納得させるための「心を摘む戦い」をしています。

 

 しかし、前半の乱打戦では手足の一本も折ることができず、後半戦でもゲンスルーの凝攻撃は通常防御で対処されています(オーラでの防御が間に合った時の事)。
 本当に攻防力が4倍もあるのなら、25%で全身を防御して攻撃部分に75%割り振る、とかでも余裕だったはずです。その状態なら、ゴンが手足をオーラで防御しても一撃で骨を折られ、腹を一発殴られれば即戦闘不能になりそうなものですが…。

  

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具現化系なのに上手く体を強化できるのか?

 

 副読本などにはゲンスルーが具現化系と書かれており、カウントダウンの威力の高さを見ても、その可能性は高いと思います(ただし、副読本には矛盾点がいくつか指摘されているので確定ではない)。
 具現化系は強化系能力の修得率が60%で、更に覚えた能力の威力・精度が60%に減算されます。ですから系統的に、肉体の強化が苦手であるのは間違いありません。
 それに、ビスケが言っていた時間効率の良い山形の修行(15巻144話83P)をしていれば、強化系の修行時間は短くなるはずです。

 

リトルフラワーの必要性

 

 攻防力がゴンの4倍もあるのならオーラの使用効率が悪いリトフラなど使わずに、普通に体を強化して戦えばいいと思います。

 

 18巻77Pの図では、全身の纏10%・両手分の凝50%・両手分のリトフラ40%で100%、というオーラの割り振りになっているように見えます(ただし、左右均等に割り振っていない可能性もある)。
 つまり片手リトルフラワーに必要なパーセンテージは、「リトフラ自体に20%、それから手を守る凝が25%で、合わせて45%の割り振り」ということになりますね。

 

 20%の変化系攻撃(リトルフラワー)を、25%の強化系能力(肉体強化)で防御できるような修行を積んできたのなら、45%凝を使った方がオーラの使用効率は間違いなく良いです。ところがゲンスルーは、20%の攻撃をするために25%を無駄にしています。非常に不可解ですね。

 

 また、リトフラはカウントダウンの解除阻止のために覚えた発だと考える人もいます。
 ですが攻防力が4倍ある場合、リトフラを使うよりも凝45%の方が威力はかなり高いです。爆発音や損傷の違いを考慮しても、解除阻止に役立つかは微妙なところでしょう。「掴む」という少し面倒な制約もありますしね。

 

ストーリー展開的にも4倍の可能性は低い?

 

 「攻防力4倍説」が正しいとすると、ゴンがリトルフラワーに固執した理由も分からなくなります。
 ゲンスルーは肉体強化が苦手で攻防力が4倍もなく、凝45%よりリトルフラワーの方が有用というのなら、「大量殺人鬼を叩きのめすために、あえて高いハードルに挑戦した」とも取れるのですが。

 

 ゲンスルーの攻防力が4倍ある場合、凝攻撃の劣化版であるリトフラを特に理由もなく引き出し、無意味に攻略した事になります(最初、ゲンスルーはリトフラの使用に消極的だった)。そしてゴンは、厄介な4倍攻防力の方はほったらかしにしたまま満足して、ジャジャンケンで倒してしまうという謎展開です。
 また、ゲンスルーは何故かオーラの使用効率が悪い、不必要なリトフラを覚えた事にもなりますね。

 

 ストーリー展開もリトフラの存在理由も訳が分かりません。

  

 

「通常ゴン」の4倍はあるが、「練MAXゴン」の4倍もない?

 

 ゲンスルーの攻防力がゴンの4倍あるにしては、ジャジャンケンに怯えすぎだと思います。
 ゲンスルーの攻防力が4倍なら、ゴンの凝90の2倍の威力までは「堅」で楽々対処できる筈です。まぁオーラの攻防力の他に、生身のパンチ力なども関係してきますけど、堅の防御力を少し超えたからといって即気絶とはならないでしょう。

 

 GIゴンは「練」が苦手でしたから時間をじっくり掛ければ、攻防力が通常時より遙かに高くなったのは間違いありません。
 ドッチボールをしている時にビスケが「これならたっぷり時間をかけて力を練ることができるわよ」と言っている事からも、それは明らかです。ドッチボールでも3度ゴングーを打ちましたが、打つ度に威力が上がったのは練の時間が長くなっていったからだと考えられます。

 ゴングーは硬の2倍程度の威力がありますが、3発目のゴングーは発の型に入る前の練の状態で皆を驚かせていましたし。

 

 つまり、ゲンスルーと肉弾戦をしていた時の攻防力は、ドッチボールの時ほど高くはなかった可能性があります。実戦では攻守が交代するスポーツをしていた時よりも、練をする時間が与えられなかったのでしょう。
 ゲンスルーのオーラ量は肉弾戦をしていた時の「通常ゴン」の4倍はあっても、ドッチボール時の硬や堅を使用したいたゴンの4倍はなかった可能性が高いです。

 

 しかし、それでも5つの謎が残ってしまうので(2つ下の項を参照)、「練の長さ」だけではゲンスルーの謎を解き明かせません。

 

 

 

ゴンの凝90を見ても平然としていたのに、ゴングーには怯えたゲンスルー

 

 20巻211話のナックルの考察では、硬とジャジャンケンのオーラ量と「堅」のオーラ量(AOP)の差は、2倍程度しか違わないといいます。

 

 ゲンスルーはゴンの凝90%を見ても全く動じていませんが、「硬」に2倍程度の特殊補正が掛かったジャジャンケンを異常に恐れていましたね。
 この事から、ゴンとゲンスルーの攻防力はとんでもなく離れている訳ではないと考えられます。

 ゲンスルーが堅(攻防力50)でゴングー(攻防力200)を受けたら血を吐いて昏倒する攻防力ですから、ゴンの1.5から2倍前後ではないでしょうか。 

 

 

それでも「攻防力4倍説」に残る謎

 

謎1…4倍もあるという攻防力が描写されていない
謎2…凝の方が強いはずなのに、何故かリトフラを使っている
謎3…消費効率の悪いリトフラを覚えた意味が分からない
謎4…ゴンがリトフラに執着した意味が分からない
謎5…ゴンの練が未熟だったのは確かだが、結構長い間おしゃべりをしていたのだから、その内にオーラを練ればよかったのでは?

 

 謎5に関しては、ゴンがMAX練の攻防力を見せると作戦に支障が出たので、落とし穴の罠を使うまで自重していたと推察できます。レイザーすら驚かせていますからね。
 ゲンスルーは1発目のゴングーを見てすぐに、最大レベルの警戒をしていました。もっと早い段階でMAX練を見せていた場合、警戒されて落とし穴の場所まで誘導できなかったのではないでしょうか。ビスケも「力の差があればある程良い」「逃げ回るって行為が、自然になるわさ」と言っていましたから。

 

 また、GIゴンはビスケとの修行時に「堅」30分維持を達成していますが、あの時はレイザーを驚かせた時の攻防力を纏っているように見えませんでしたし、それにしてはキルア・ビスケの反応も薄すぎます。
 おそらくゲンスルー戦の時には、MAX練レベルの「堅」の安定した維持ができなかったんだと思います(棒立ちでの練や、ごく短時間の維持はできても)。
 それが可能なら、ドッチボールでも使っていたでしょうしね。

 

 ビスケは、ドッチボールでゴングーを見たときに結構驚いていましたし、修行では出せなかったオーラ量だったんだと思います。
 あのオーラ量を安定して「堅」で使えるのなら、作戦に組み込むはずですし。

 

 謎1~4の答えは、「手の防御が一時的に上がっているなら、多くの謎が解ける」の項に書いています。

 

リトルフラワー時に手の防御力が強化されている?

 

 この項では、攻防力4倍説以外の納得できる理由を探っていこうと思います。

 

手に防御の補正があるとすれば、リトフラに存在価値が出てくる

 

 「ゴンの90%凝でほぼ防げる攻撃を、ゲンスルーは25%凝で防いでる」というのが、攻防力4倍説の根拠です。ですから、発(リトフラ)の特殊補正で一時的に手の防御力が上がっていたとすれば、4倍説は崩れる事になります。

 

 「作中で明言されていない防御力UPは無理がないか?」と思われるかもしれませんが、リトフラは威力と同じ分だけ防御する必要がある発です。
 リトフラの「掴まなければいけない」という行為はおそらく制約でしょうから、仮にこの制約でリトフラの威力を上げている場合、同時に防御力も上げなければ自分の攻撃でダメージを受けてしまいます。

 

 リトフラの性質上、発動時に手の強化をするというのは自然な発想です。
 そうだとしたら4倍説は崩れ、「肉体強化が苦手だから、変化系の発・リトルフラワーに頼っていた」という仮定が成り立ちます。
 45%凝よりリトフラの威力が高ければ、リトフラに存在価値が出てきますね。精度も下がる? らしいので、そのマイナスの効果次第ではもう少し威力が下がっても有用といえます。

 

系統補正と制約でリトフラと凝の強さに差がでる筈だが、凝25%だけで防御し切れるのか?

 

 仮に「掴まなければいけない」という制約が威力だけを上げている場合、リトフラ20%と凝25%のオーラの割り振りで防御し切れるのかという疑問が出てきます。
 リトフラはやや得意な変化系能力(修得率80%、威力・精度80%)で、凝(肉体強化)は不得意な強化系能力(修得率60%、威力・精度60%)ですから、その差を埋めるために5%分オーラが多いと考えられます。

 

 更に制約でリトフラの威力が向上しているとしたら、系統補正のマイナス分と制約で上がった分を、凝25%だけでカバーし切れるのでしょうか。
 そう考えると、制約で手の防御が上がっているという説にも、説得力があるような気がしないでもないという気がしてきます。

  

 

手の防御が一時的に上がっているなら、多くの謎が解ける

 

 上記の「手が強化されている説」が部分的に間違っているとしても、リトフラ時の防御力強化を制約で達成している可能性については、考察する余地が残っていると思います。
 リトフラ時に手の防御力が一時的に上がっているとすれば、4倍攻防力は否定できリトフラにも存在価値がある事になります。そうすれば、残った4つの謎も解けます。

 

謎1.4倍もあるという攻防力が描写されていない
・25%凝にはリトフラ時に+の防御補正が掛かっているため、4倍もの攻防力はない

 

謎2.45%凝の方が有用なはずなのに、何故かリトフラを使っている
ゲンスルーは強化系能力が苦手なので、45%凝よりリトフラの方が有用

 

謎3.消費効率の悪いリトフラを覚えた意味が分からない
・実は、リトフラよりも凝45%の方が消費効率が悪い

 

謎4.ゴンがリトフラに執着した意味が分からない
・ドッチボールの時の「カンペキに勝つ」と同じで、あえて高いハードルであるリトフラを攻略して、大量殺人鬼のゲンスルーを叩きのめしたかった

 

 

まとめ

 

 

 今回は、ゲンスルーの攻防力とリトルフラワーの謎について考察してみました。書きたいことを全部書いたら、滅茶苦茶長くなってしまいましたねw

 

 僕は、ゲンスルーの攻防力は「通常ゴン」より少し高い程度で、4倍もの差はないと考えています。リトフラ時に手の防御が強化される事も証明できませんでしたが、それなりに説得力はあったんじゃないでしょうか。

 

 ただし、この記事に書いてある事は全部間違っているかもしれません。
 最後までお読みいただき有り難うございました!!

 

 

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